分野別の詳説:参照したマニュアルの主要な仕組み・操作・設定を翻訳・要約・再構成した日本語解説です。全項目の逐語訳ではありません。確認順や例は編集上の補足です。手順から先に読み、必要なときに後半の仕組みの解説へ進めます。
この章の目標:原典と補足を分けて読む。
準備:対象版・ページ・利用条件を特定。
実践:必要な機能を日本語で学ぶ読み方
- 最初に目的を決めます。形を作るならメッシュ・モディファイアー、模様ならUV・材質、動かすならキー・リグというように入口を選びます。
- 各章の「実践」で、必要なデータ、モード、操作の順、期待する結果を確認します。
- 結果を変えたい場合は、その章の設定表で、どの値が何を変えるかを調べます。似た名前の別方式へ混ぜないようにします。
- 期待と違う場合は、その章の制限や失敗の見方と、トラブル対処章へ戻ります。
- 本連載に収録していない特殊な設定、全ソケットの厳密な仕様、開発APIが必要になった時点で原典の個別ページへ進みます。
この順により、操作の度に原典を開く必要を減らす構成にしています。ただし、すべての機能・設定・機材条件を網羅したものではありません。入門の目的、主要な操作の実践、専門的な仕様を区別して使います。
原典と記事を照合するときの確認表
| 確認する情報 | 記事へ残す内容 | 省くと起きる問題 |
|---|---|---|
| Mode・Editor・Object Type | 操作する場所と対象 | 同じキーでも別の機能になる |
| 入出力 | どのデータを受け取り何を返すか | ノードが配線できても意味が違う |
| 単位・座標空間 | 距離・角度・倍率・基準 | 同じ数字でも結果が一致しない |
| 方式と条件付き項目 | 有効になる条件 | 画面に設定がない、値が効かない |
| 時間と保存 | キー、キャッシュ、出力先 | 見える状態を保存済みと誤認する |
| 例外・制限 | 対応しない構成やデータ | 不具合と誤解して同じ操作を繰り返す |
| 版と新旧方式 | 参照EPUB版での名称と構造 | 旧チュートリアルの設定と混ざる |
「Field」を単に値、「Instance」を単にコピーとだけ訳すと、評価時点やデータ共有の違いが落ちます。用語を短くするより、最初に定義して同じ意味で使うことを優先します。原典にある否定や条件も、文章を読みやすくするために削らないようにします。
実践:翻訳の修正を提案する
- 原典の対象版とページを特定し、英語と日本語のどちらに問題があるかを確認します。
- 訳語の問題なら、同じ機能が他のページ・UI・用語集でどう呼ばれるかを調べます。文章の一箇所だけを別の言葉へ直すと不一致が増える場合があります。
- 参照EPUB版が案内するWeblate等の翻訳入口で、対象の文と文脈を確認して修正・提案します。
- POファイルをローカル編集する場合は、取得後の更新との競合を処理し、ビルドしてリンクや表示を確認する流れを使います。
- 機能の説明自体の変更なら、文書側の編集・レビュー手順へ進みます。翻訳で原文にない機能や制限を黙って足しません。
本連載から公式文書への変更を投稿する作業は行っていません。ここでは原典にある参加方法を整理しています。具体的な投稿先や運用は変わり得るため、実際に参加する時点の公式案内で確認します。
再利用時に出典と変更を残す
記事を再利用するときは、原著者Blender Documentation Team、マニュアルの名称とリンク、本記事の出典、翻訳・要約・再構成等の変更、適用するCC BY-SA 4.0が分かる形にします。元の記事が公式によるものと誤解される表示は避けます。
ロゴ、商標、アイコン、コード、Pythonスクリプト等は原典で本文のCCライセンスから除外されています。図版や外部素材にも個別の条件があり得ます。本文の翻訳の許諾を、別素材へ一律に広げません。本記事に加えた説明の補足は、記事末尾に示す本文のライセンスで扱います。
仕組みと用語を調べる
この連載と原典の関係
この詳説は、Blender 5.2 LTS Manualの参照EPUB版を底本に、主要分野の仕組み、操作の役割、設定の関係を日本語で整理したものです。既に日本語になっている箇所を参考にし、英語の記述は訳し、分野ごとに説明順を組み直しています。原典の全ページ・全パラメーターを逐語訳したものではありません。
学習順や確認例、問題を切り分ける順番は編集上の補足を含みます。検証の方法と対象は、各記事の「検証した範囲」を参照してください。底本の時点と、利用中のBlenderの版が違えば、機能、名称、画面、制限にも違いがあります。後日更新されるオンライン版は、参照EPUB版と完全に同じ内容とは限りません。
マニュアルの構造
原典は、Getting Started、Interface、Editors、Scene Layout、Modeling、Sculpting & Painting、Grease Pencil、Animation、Physics、Rendering、Compositing、Motion Tracking & Masking、Video Editing、Files、Add-ons、Advanced、Troubleshooting、Glossary、Contributeなどに分かれます。
最初から順番に全項目を読む以外に、目的のデータから調べる方法があります。たとえば「物体を動かす」ならObjectとTransform、「形を変える」ならMeshやSculpt、「見た目を変える」ならMaterialとLight、「できた画像を直す」ならCompositingが入口です。同じ言葉の機能が複数のエディターにあるときは、どの種類のデータを対象にしているかを確かめます。
操作説明の読み方
原典のReference欄にはMode、Menu、Panel、Shortcutなどがあります。キーの名前だけを覚えるより、対象のモードと場所を合わせて読みます。現在のエディター、対象の選択、標準キーマップかどうかにより動作が変わります。macOSではCtrlをすべてCommandへ置き換えるわけではありません。
Optionsは設定の意味、UsageやExamplesは使い方、NotesやWarningsは条件や制限を示します。図は結果の例であり、掲載された外部ファイルや素材が現在も同じ場所で取得できるとは限りません。参照EPUB版に残る旧機能の説明も、現在の別方式へ無条件に置き換えません。
翻訳で保つもの
操作名を日本語だけへ置き換えると、UIで見つけにくくなる場合があります。この連載では必要に応じて英語名を併記します。Domain、Field、Instance、Data-Blockなどは日常語の意味と異なるので、文脈ごとの定義を確認します。
翻訳では条件、否定、単位、既定値、制限を落とさないことが重要です。「利用できる」と「常に同じ結果になる」、「保存される」と「保存できる」は違います。原典にない操作順や数値例を足す場合は、編集上の説明と分かるようにします。用語を統一しても、意味の違う機能を同じものとして訳さないようにします。
文書への貢献
原典には、オンラインの編集、ローカルでの文書編集とビルド、図版、文章のガイドラインなどが収録されています。誤字修正と、機能の説明を変える修正では必要な確認が違います。対象版と該当箇所を特定し、変更の理由を説明できる形に整えます。
ローカルでの編集には依存ツールの準備が必要です。文書が生成できることに加え、リンク、見出し、図の説明、用語が適切かを確認します。画面の文言と機能の挙動を同じものとして扱わず、確認できた範囲を明確にします。具体的な提出先や手順は、その時点の公式のContribute文書で確認します。
翻訳への参加
参照EPUB版は翻訳の入口としてWeblateを説明しています。翻訳の提案はチームによる確認を経て反映されます。用語集を使うと同じ機能の呼び方をそろえやすくなります。BlenderのUI翻訳とマニュアル翻訳は関連しますが、異なる対象です。
POファイルを取得してローカルで編集・再アップロードする方法もあります。ただし、並行して更新されると競合の解決が必要です。参照EPUB版では、翻訳リポジトリへ直接コミットする旧方式は認められなくなったと説明されています。古い手順をそのまま実行せず、現在の参加方法と照合します。
マニュアルのライセンス
原典のライセンス表示は、別の表示がない本文をCC BY-SA 4.0または後続版として扱い、Blender Documentation Teamへの帰属表示とマニュアルへのリンクを求めています。翻訳・再構成した内容を共有するときは、その変更を示し、対応するライセンスを引き継ぎます。
この連載では各記事に原著者、原典への参照、底本の時点、翻訳・要約・再構成・補足を行った旨、CC BY-SA 4.0へのリンクを付けています。公式による記事や推奨を意味しません。本連載の本文・補足を再利用するときも、原典と本記事、変更、適用ライセンスが分かるようにします。
本体・作品・図版を区別する
Blender本体のGPLと、マニュアル本文のCC BY-SAは異なります。原典はロゴ、商標、アイコン、ソースコード、Pythonスクリプトなどをマニュアル本文のCCライセンスから除外しています。掲載物をすべて同じ条件で転載できるとは考えません。別の作者の図や作例には、その表示を個別に確認します。
この連載のためにサイト全体や他の記事の利用条件を変更することはありません。素材やフォントなどは各提供元の条件で扱います。ライセンスについての細かな判断が必要な場合は、記事の短い説明だけで結論を出さず、原典の表示と該当する条件を確認してください。
必要な深さへ進む
詳説は分野間の関係をつかむ入口です。個別ノードの全ソケット、モディファイアーの全設定、形式別の細かな互換条件などは、各記事末尾の出典から原典へ進めます。総合目次の「初めての1枚を作る練習順」で基本の制作を経験し、その後は作りたいものに関係する節へ進む構成です。全章を暗記してから制作を始める必要はありません。
検証した範囲
最終確認:2026年10月23日。本文の手順・設定は参照EPUB版を基に整理しています。この章固有の操作はBlenderで実行検証していません。図は考え方と確認点を示す模式図です。実行済みの作例としては扱わないでください。
出典と利用条件
この記事で参照したマニュアルの項目:
- Contribute to Blender
- Contribute Documentation
- 入門
- ガイドライン
- 貢献する
- Style Guide
- License(ライセンス)
- Writing Style Guide
- Markup Style Guide
原著:Blender Documentation Team、Blender 5.2 Manual。底本はBlender 5.2 LTS ManualのEPUB版です。ファイル内の発行日時メタデータは2026年10月19日で、記事の検証日とは別です。原典のライセンス表示に従い、裏庭(Uraniwa)が翻訳・要約・再構成・説明の補足を行いました。この記事の本文・補足・独自の図解と作例画像はCC BY-SA 4.0で公開します。Blender公式による記事・推奨を示すものではありません。原典で適用対象外とされるロゴ・商標・アイコン・ソースコード・Pythonスクリプトなどには、この許諾は適用しません。